老後生活に向けた相談事例です。昨年85歳の父が亡くなり、認知症が進み出した78歳の母が実家でひとり暮らし。2人の子供はそれぞれ都内に自宅を持ち、母親の世話をどうするべきか話し合いました。
「自分たちが身近にいれば、まだ安心だが…」と母に打ち合わせたところ、「私もあなたたちに迷惑はかけたくない。お父さんとの思い出の住まいだけど、売却して老人施設に入ろうと思う」と聞くことができたそうです。
そこで「移転先はこれから探すのだが、どのようなスケジュール感で、何をどう進めるべきなのか」という相談を受けました。
移転先の選択や荷物整理などの時間確保が必要ですので、まずは不動産価格の査定を行い、売却後も家賃を支払うことで、1年間住み続けることができ、半歳以内ならば買い戻しも可能とする特約を提案。
「売却で手持ちの資金が明確になり、施設の費用や老後の生活費の確保など、余裕を持ち移転ができた」と感想をいただきました。
不動産相談室とまこまい
代表相談員 川上
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